やる事満載の火曜日
というのも、3つの演奏が重なってしまったからです。1つ目はティボーデ氏とのリハーサル、2つ目はMs. Ilana Vered(イラーナ・ヴェレッドさん)のマスタークラス、3つ目はバイオリンクラスでの演奏でした。その間、セオリークラス、ピアノレッスン、オーケストラもありました。
まずはティボーデ氏とのリハーサル。ティボーデ氏は譜めくり要員とともに登場。ラヴェル編曲のドビュッシーのノクターン第1、第2楽章です。まずはざっと合わせて、二人でぴったり入って来る部分のずれを修正。タイミングを計ります。第1楽章では6/4と4/4での合わせ部分が多いのでカウントは重要のようです。第2楽章はテンポが速いので、一旦通した後、少しテンポを落として、二人で合わせ、ぴったりと合うことを確認後、再度テンポで演奏。そして部分的にどう表現すべきか?を教えて頂きました。
ドビュッシーの曲は今回が初めてです。ルノワール、セザンヌ、モネのような印象派画家の様々な色彩が見えるかのような豊かな音の重なり合いが、全体を作り出すような感覚の曲で、はっきりとした輪郭はないけれど、全体的には何かがはっきりと見えるような感じの印象。知れば知れ程、何とも素敵な曲です。
この曲を演奏する事に決まった時に、ティボーデ氏から『オーケストラバージョンを良く聴いておくように!』と教えて頂き、幾つか聴いてみました。私達の勝手な判断ですが、オーケストラの方が更に絵画的な印象でした。ピアノだとどうしても速くなりがちな曲ですが、ティボーデ氏曰く『速すぎてはいけない。』との事。明後日の本番まであと何回リハーサルがあるのかは分かりませんが、どこまでRayが色彩豊かに演奏できるか?しっかりとティボーデ氏から学んでもらいたいと思います。
リハーサル終了後に『夏休みはどうだった?』などと少しお話し。ティボーデ氏は『ありがたいことに5週間のお休みがあったんだよ。でもずっと家で練習していたよ。』だそうで。やはり家で落ち着いて練習できる時間がある事は、とてもありがたいようです。
で、マスタークラスに続きます。
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by raypianoviolin | 2015-10-29 07:58 | ピアノ