ジャン=イヴ・ティボーデ氏のレッスン再び
日頃から世界中をコンサートツアーされながらも、基本フランスとロサンジェルスにいらっしゃることが多いとの事で、超ご多忙の中Rayの為に時間を作ってくださいました。なんとありがたいことなのでしょう!
今日はシューマン交響的練習曲 Op.13を見ていただきました。繰り返しを省いても18分くらいはある曲なのですが、まずは全部聴いて下さり、そこからレッスンスタート。
エチュード1は、ゆったりと始まりますが、この表現の難しさといったらありません。結構しつこく練習していたのですが、やはりまだまだ。曲を練習する時はメロディーラインをしっかりと出し、歌うように心掛けていたのですが、それだけではない。まずは交響曲的な曲なので、オーケストラを感じさせるような左右のバランスで、全ての音を出す方が曲の厚みが出るようでした。これは、この曲全般に渡って言えることで、要所要所で、それを生かして音の厚みを出し、全体的に交響曲的な感じが一気に増したように思えます。
それから結局全てのエチュードを見てくださり、合計2.5時間!全く休むことなく、延々にRayとティボーデ氏が代わる代わる演奏し合って、もの凄い勢いでした。もうティボーデ氏の演奏は、素晴らしいの一言!何がどう違うの???とひたすら観察してみましたが、ピンポイントでの説明はできないし、分かりませんでした。多分一番の違いは、音のバランスなのでしょうが、弾いている箇所の楽譜を追いかけていくだけで私は必死。とにかくリズムとルバート、音の強弱が独特なのです。
これまた必死に食らいついていくRayの音が、どんどんと変わっていったので、多分Ray自身はかなり理解は出来ているかな?とそこに託します(笑)。
今回のレッスンの特に良かった事は、時間がたっぷりとあったので、音の出し方の練習方法を沢山教えてくださいました。エチュード毎に弾き方が全く違うので、それぞれをきっちりと復讐していきたいと思います。
終わってみたら、多分1曲丸々ティボーデ氏の演奏が聴けたのかな?と思えるほど、沢山弾いて下さって本当に素晴らしいレッスンでした。
この凄い満足感を、練習でしっかりと消化したい所です。
どちらかにポチして頂けますと嬉しいです。
にほんブログ村
にほんブログ村
by raypianoviolin | 2015-08-21 12:15 | ピアノ