バイオリンデュオのリハーサル
デュオのお相手がLAフィルのコンマスという事もあり、ディズニーホールの楽屋(コンマス部屋)でやってきました。以前、みどりさんやジョシュアベル氏にご挨拶をさせていただいた時に行った事がある楽屋には、小部屋が沢山あり、その中の一つで、二人で演奏出来るスペース+ソファーという十分なスペースでした。パパと私はマーティン・チャリフォーさんとRayの演奏をソファーに座って見学。
チャリフォーさんは通常、ご自身のグァルネリか、LAフィル所持のストラディバリウスを使用されているそうですが、今回のリサイタルには、以前Rayが使わせていただいたストラディバリウスを使われるそうです。チャリフォーさんがバイオリンをケースから出した瞬間に『あっ!ミルシテインのストラド?』と聞いていました。
リハーサルは約1時間。初めはほんの少し遅めのテンポでやっていましたが、すぐにテンポアップ。どんどん演奏していって、ボウイングを、どう揃えるかを話合い、旋律に表情も付けていきます。少しでも二人が合っていないと、やり直し、Rayの演奏方法も徐々にチャリフォーさんに合っていきました。二人の息が合ってくると、演奏している二人もニコニコ~と、とても楽しそう。
凄い掛け合いで、じゃんじゃん進んだ1回目のリハーサルは、中々良い感じ。チャリフォーさんは最後に『おじいさんを目覚めさせる曲だね!』と。とてもユーモアがあって、ものすご~く気の良いおじさん風の素敵なお方です。
リハーサルが終わったのが7:50pm。チャリフォーさんは、この日8時からコンサートでした。楽屋にはステージのモニターもあり、リハーサル終了時には、もう他の演奏者がステージに入っていました。この時点でチャリフォーさんは、まだ本番のテールタキシードに着替えてもいない!何という過密スケジュール!?プロってこうなんですね。とびっくりです。
さて、こちらは次のピアニストとのリハーサルに向けて、しっかりと練習したいと思います。
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by raypianoviolin | 2015-02-21 04:18 | バイオリン